前に戻る

ちょっと物知り博士のちょこっと講座

第1回 インターネットとはなんじゃろかい!!
世はあげてインターネット時代の到来を告げています。新聞報道も、テレビ番組も、インターネット関連の記事の出ない日はありません。総理大臣が筆頭になって「IT」 「IT」と騒いでいますね。1億3000万総じてインターネット狂いの感があります。
が、ちょっと待ってよ。インターネットって何?インターネットで何が出来るの?
私の会社は、コンピュータソフトを作成しています。従業員は一端のコンピュータのプロを自認して、毎日インターネットをバンバン使っています。だから、インターネットには相当詳しいはずです。
最近従業員に聞きました。インターネットって何?「えーっとですね。ホームページを見たり、メールを送ったり出来る、とても便利なものです」。 そうです、インターネットをバリバリ使っているコンピュータのプロがこの程度の認識です。(間違いではないのですが) 皆さんインターネットを使っている人は「インターネットとは何か?」などと改めて考えた事なぞあんまりないのです。
こんな質問もしてみました。「アメリカの大統領のホームページにアクセスしたときの電話代は何ぼかかる?」「ただです」と即座に返ってきました。 彼が「ただです」と答えたのは、私の会社ではの話です。これはある意味では正解です。ところが、「うちとプロバイダの間の電話代は市内だから市内料金を払っている(これも本当は正しくなく、正確に言えば、専用回線で常時接続をしているので、毎月一定額をNTTさんに払っています) のだが、プロバイダと、アメリカの大統領のホームページの間の電話代は誰が負担しているのか」と聞きました。
「……???」。どうなんでしょう。だれも知りません。まあどっかで読んだことはあるんですが、忘れているのかもしれません。 このように、「知っているつもり」でインターネットを使ったり、ひとに奨めたりしているのが現状です。そーですね、新聞の記事なぞ何%の人が理解出来ているのでしょうか。
しらんでも使えるワイ」という言葉が聞こえてきます。確かにテレビの原理は知らなくてもボタンを押せば映像が出てきます。 電話の仕組みなぞ知らなくても押しボタンをピッポッパと押せば電話で話が出来ます。 でも、知らないより、知っているほうが、これから「インターネットしてみよう」という人には他の人があまり知らないのだから、ちょっと優越感に浸れて気持ちいいですよね。
もちろん、私も、すべてのことがわかっているわけではありません。かき集めた全知識を、あなたのために公開します。これを読んだ人は、他の人より ちょっと物知りになります。多分1億3千万分の百万番の物知りくらいには入ることが出来ます。
以下は筆者の会社の従業員に出した質問と、回答(筆者の勝手な解釈も含まれているかもしれませんが間違っていたらメールで指摘してください
1.インターネットとは何?
Internet は今や正式な英単語です。直訳すると ネットワーク(net)の繋がり(Inter:際)という意味になります。 ネットワークとネットワークを繋ぐ役目をしているのがプロバイダと呼ばれる組織(コンピュータ)です。夫々のプロバイダは上位のプロバイダと常時接続(365日24時間稼動で繋ぎっぱなし)をしています。
あるネットワークに接続しているクライアントが、他のネットワークから、ある情報を貰いたいなと言うときは、そのネットワークが契約しているプロバイダに接続し、目的のネットワークを探してもらって(=DNSサーバーの役目)得たIPアドレスを辿って目的のネットワーク(のMAILサーバー、WEBサーバー)より情報を得ます。このとき、情報(電文)の伝わり方は、自ネットワーク→契約プロバイダ→目的ネットワークの如くに単純に伝達されるのではありません。契約プロバイダはインターネット全体をコントロールする情報を全て持っているわけではなく、自分の管轄でない情報は次々に上位プロバイダ、下位プロバイダに伝達し分担して情報を受け渡しているのです。だから インターネットとは、プロバイダの全世界的なネットワークと呼べます。
2.自分のコンピュータを電話に繋いだだけでインターネットと呼べるでしょうか
NO です。コンピュータとコンピュータを電話回線で繋いで、通信するいわゆるパソコン通信が16年ほど前から勃興しましたが これは、特定の点と点を繋いで、双方向に通信は出来ますが、他のネットワークとは全く繋がらないのでインターネットとはいいません。
3.インターネットにかかるお金
アメリカの大統領のホームページにアクセスしたときの電話代は何ぼかかる?
答えは、自分のコンピュータと契約しているプロバイダ間の電話代だけ。
通常、インターネットを使おうとしたときに、第一番にしなければならないのが、プロバイダとの接続代行契約です。(料金はプロバイダによって違います)。プロバイダとの接続料金以外には金がかからないと誤解している人がいます。電話代がかかるのです。 インターネットにかける費用を安くするためには、自分のコンピュータから市内電話でアクセスできるプロバイダを選ぶ必要があります。たとえば、岡山にいて、東京にしかアクセスポイントがないプロバイダと契約したら、インターネットを使うたびに、高い市外電話料を払わなければならないことになります。 それでは、なぜアメリカの大統領のホームページにアクセスしたときの電話代は市内電話料だけなのでしょうか。契約しているプロバイダから先の電話代は誰が負担しているのでしょうか。まさかクリントン氏があなたのために国際電話料金を負担してるなんて事はありませんね。
1.インターネットとは何?で述べましたが、プロバイダ間の常時接続というのが「ミソ」です。常時接続とは、自前の回線か、毎月一定額をNTT、KDDに支払って専用回線で繋いでいるということで、その回線料はインターネットに接続代行契約している契約料金で広く回収しています。だから、あなたがインターネットに何度接続して、どんな遠いところのネットワークの情報を得ても、プロバイダには、都度都度電話代が発生しないのです。
プロバイダとのインターネット接続契約のひとつに、常時接続契約というのがあります。システム総研が契約しているのもそのサービスのひとつで、プロバイダと専用回線で接続し、月額一定金額を支払えば、365日24時間繋ぎっぱなしというサービスです。いくらインターネットをつかっても社長の目が三角にならないのはこのおかげです。
長い!と お叱りを受けたので続きはまた今度!